パトーディの名は残るか──サラ・アリ・カーン、「祖父の遺産」に言及

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インドとイングランドによる現在進行中のクリケットのテストシリーズをめぐり、“パトーディ・トロフィー”の名称変更が波紋を呼んでいる。

2007年から使われていた「パトーディ・トロフィー」は、インド代表元主将マンスール・アリ・カーン・パトーディ氏の功績を称えて名付けられたもの。

しかし今回の5試合シリーズからは、インドのスーパースター、サチン・テンドルカール氏とイングランドの大投手ジェームズ・アンダーソン氏の名を冠した「アンダーソン=テンドルカール・トロフィー」へと変更された。

この動きに対し、パトーディ氏の孫でありボリウッド女優のサラ・アリ・カーン氏は、テレビ番組内で祖父の名が再び注目されていることに「とても誇りに思う」と語った。

「彼は本当に偉大な伝説でした。彼を称え、記憶にとどめてもらえるのはとても素晴らしいこと。家族全員が誇らしく思っています」(サラ・アリ・カーン氏)

サラ・アリ・カーンのファイル写真
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また、元インド代表であり、パトーディ氏の親友でもあるファロク・エンジニア氏もこの件に言及。
シリーズ名の変更には失望をにじませながらも、「少なくとも“パトーディ・メダル・オブ・エクセレンス”が導入されたことは評価すべき」と述べた。

サチン・テンドルカール氏がこの新トロフィーの構想を提案したとされており、イングランド・クリケット委員会(ECB)は一連の動きのなかで、勝利したキャプテンに贈られる「パトーディ・メダル」の創設を決定した。

インドのクリケット史に名を残したパトーディ家。
その「遺産」は今、新しい形で引き継がれようとしている

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著者について
新夢シャド
新夢シャド
1991年、バングラデシュ生まれ。7歳から東京で育つ。大学を卒業後、株式会社ファミリーマートで総合職として10年勤務。その後、ネオクロスを起業し、バングラデシュを中心に南アジアの投資や旅行、文化や人の交流などを幅広く発信している。
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