🇲🇻【超リゾート】モルディブ基本情報


青い海に白いビーチ、憧れの南国リゾート「モルディブ」。
でも実は、世界でいちばん海抜が低くて、気候変動の影響をモロに受けている国でもあるんです。
観光だけじゃない、モルディブの姿。
その魅力とリアルを、ギュッとまとめてご紹介します!

海と空が綺麗すぎる!!! モルディブ行きたい!

モルディブは世界中の富裕層にも超人気のリゾートなんだよ!

基本情報まとめ
🇲🇻モルディブの基本情報(2025年時点)
項目 | 内容 |
---|---|
国名 | モルディブ共和国(Republic of Maldives) |
首都 | マレ(Malé) |
最大都市 | マレ |
面積 | 約300 km²(東京23区の約半分) |
人口 | 約52万人(2023年時点) |
公用語 | ディベヒ語(Dhivehi) |
宗教構成 | イスラム教(100%/国教。改宗は禁止) |
通貨 | モルディブ・ルフィヤ(Maldivian Rufiyaa/MVR) |
時差 | UTC+5(日本より−4時間) |
政体 | 大統領制による共和制 |
独立年 | 1965年(イギリスより独立) |

日本から4時間くらいでいけちゃうんだよね!
モルディブの地理と気候
地理 〜世界一海抜が低い国家〜


モルディブは、インドの南西、インド洋に広がる約1,200の小さな島々からなる島国です。
その島々は、26の環礁(アトール)と呼ばれるリング状のサンゴ礁に分かれており、まるで海に描かれた“点と線”のように並んでいます。
- 南北約870km、東西約130kmにわたって細長く伸びる地形
- 陸地面積はわずか約300km²で、世界でもっとも面積が小さい国のひとつ
- 首都マレは中心部に位置する小島にあり、周囲を海に囲まれた“水上都市”のような景観
そして最大の特徴は、国土の平均標高がわずか1.5m前後しかないこと。
これは、モルディブが世界で最も海抜が低い国であることを意味し、海面上昇による水没リスクと常に向き合っています。



気候変動による海抜上昇をモロに受けるんだね、、
気候
地域・都市名 | 気候区分 | 夏の平均気温(5〜9月) | 冬の平均気温(11〜2月) | 特徴 |
---|---|---|---|---|
全国共通 (例:マレ) | 熱帯モンスーン気候(Af) | 約31℃/夜 間26〜27℃ | 約30℃/夜間25〜26℃ | 一年中高温多湿。雨季と乾季があり、雨季はスコール、乾季は晴天が続く観光シーズン。 |
🌦 補足解説
- 乾季(11月〜4月):北東モンスーン(イルハ)によって比較的安定した晴天が続き、リゾート観光のハイシーズン。
- 雨季(5月〜10月):南西モンスーン(ハルガン)が湿った空気をもたらし、スコールや強風が多くなる。ただし気温自体はあまり変わらない。

乾季が観光シーズンだね!雨季はその分旅行価格が落ちるよ〜
※出典:モルディブ気象局、世界気象機関(WMO)


ざっくり歴史(略史)
モルディブの歴史は、インド洋交易の交差点としての役割から始まりました。
古くからアラブ、インド、スリランカの文化が交わる場所で、紀元前から人が住んでいたとされています。
- 12世紀:アラブ商人の影響で、仏教国からイスラム教国へ改宗。これが現在まで続く国教の起源。
- 16〜17世紀:ポルトガル、オランダが進出したが、モルディブは一貫してスルタン(イスラム世界での君主の称号)を頂く独立国家として存在。
- 1887年:イギリスの保護国となるが、形式的にはスルタン統治が続いた。
- 1965年:イギリスから独立し、「モルディブ共和国」に。
- 1968年:王制を廃止し、大統領制の共和制へ移行。
- 2000年代:民主化運動が進展。2008年には新憲法が施行され、初の複数政党制選挙が実施。
- 現在:観光大国として経済成長を続ける一方、気候変動による国土消失の危機が世界的に注目されている。

小さい島国だけど、紀元前から人が住んでいたんだね!
モルディブの経済とこれから
ワールド・ヘルス・チャート

ワールド・ヘルス・チャート:指標説明(飛ばしてOKです)
要約:Gapminderの指標
World Health Chart(ワールド・ヘルス・チャート)」は、スウェーデンのGapminder(ギャップマインダー)が提供している、世界中の国々の健康状態や経済状態を視覚的に比較できるツールです。
縦軸:国民の平均年齢(健康指標)
横軸:国民1人あたりGDP(経済指標)
1人あたりGDPとは?
- 国内で生産されたすべての財やサービスの価値を、その国の人口で割ったもの。
- 国民一人あたりが年間どれくらいの価値を生み出しているか(≒平均年収的な指標)をざっくり表す
単位:2017年基準の実質PPPドル(constant PPP$2017)とは?
*TVなどの名目GDPとは計算方法が違います。
- 物価変動の影響を取り除くため、2017年のドル価格に統一。
- 為替レートではなく、「購買力平価(PPP)」を使って比較
購買力平価(PPP)とは?
- 使用目的:国ごとの「生活コストの違い」を調整するための基準。
- イメージ:
- 国際ドル(International Dollar)」という仮想通貨を使う。
- この1ドルで、どの国でもアメリカ国内で1ドルで買えるのと同等のモノやサービスが買えるように調整。
- 例:バングラデシュで100円あればアメリカの200円分の物が買えるなら、実際より生活水準が高く見えるということ。
この指標の意味・利点
- 国際比較が可能になる
- 物価が安い国でも、実際の「生活の豊かさ」に近い数字が出る。
- 為替レートで比較するよりも、現地の実感に近い。
- 長期比較も正確
- 「2017年基準の実質ドル」で表記しているため、インフレ調整済みで、年ごとの変化も見やすい。
📊 データの出典と構成
1990年以降: 世界銀行の「World Development Indicators」から。
1820年〜1990年: Maddison Project(歴史的GDP推計)を使用。
データが欠ける国や期間: Penn World TableやGapminder独自推計を補完。
データの接続方法(ブレンド)
歴史データ(PPP$2011)をPPP$2017に変換し、世界銀行データと滑らかに接続。
急なデータの「段差」を避けるため、約70年間かけて徐々に現代データへ移行するよう設計(1940〜2010年)。
31カ国では特例対応あり(独自推計を優先するなど)。
将来予測(Ifシナリオ)
2030年まで: IMFやAtlas of Economic Complexityによる成長予測を使用。
2100年まで: 中所得国が早く成長し、金持ち国は成長が鈍るという仮定で延長。
あくまで仮想シナリオ(if-then)であり、「こうなる」とは主張ではない。
モルディブはGapminderのワールド・ヘルス・チャートにて、レベル3『平均寿命80歳/一人当たりGDP:22,200国際ドル(2023年)』です。
簡易な目安ですが、1国際ドル=140円計算とすると → 約310万円/年になります。
観光リゾートのイメージが強いモルディブですが、実際の経済は観光に大きく依存しています。主要な柱は以下の3つです。
- 観光業(GDPの約3割/外貨収入の6〜7割)
- 世界中の富裕層が訪れる高級リゾート。
- コロナ禍で減少したが、2024年には年間200万人超の観光客が訪れ、過去最高水準まで回復中。
- 「ワンアイランド・ワンリゾート」の方針で、ひとつの島にひとつの高級ホテルという独特なモデルを採用。
- 漁業(主にマグロ・カツオなど)
- 伝統的な産業で、水産加工品は日本やスリランカにも輸出されている。
- サステナブルな「一本釣り」手法が世界でも評価されており、海洋保全と共存する形を模索中。
- サービス業・公共投資(対中傾斜と債務問題)
- 空港、港湾、病院などインフラ整備の多くは中国の支援で進められている。
- 一方で対中債務の増大や外交的自立性の懸念も指摘されている。近年はインドや日本との連携も強化。
また、電力供給やインフラ整備についても簡単にまとめておきます。
電力供給とインフラ
- 各島は独立して電力を供給する必要があるため、ディーゼル発電が中心(燃料はほぼ輸入)
- 一部リゾートでは太陽光パネルや蓄電池などの再生可能エネルギーの導入も進行中
- 国全体の送電網は未整備で、島ごとの自家発電に依存している構造
- そのため電気代は非常に高額で、エネルギーの自立が今後の課題

名目GDPd12,530USDでレベル3だから、地元の人の生活コストは低いことがわかるね!
まとめ:モルディブのこれから
日本でも有名なモルディブ。
綺麗な空と海のイメージが強いですが、その背後では気候変動・資源依存・外交バランスといった現実的な課題とも向き合っています。
観光と漁業に支えられた経済モデルは、コロナや海面上昇といった外部ショックに弱いという側面もあります。
特に「世界で最も海抜が低い国」として、将来的な“水没リスク”は国際社会でも注目されています。
楽園のような表情の裏にある、もう一つのリアル。
それを知ることで、わたしたちは観光地としてのモルディブだけでなく、
「もう一つの側面」を考える視点を持つことができるのではないでしょうか。